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小国の人質王子のおれが、大国の王妃をベッドでやりこめた話。

●この作品につきまして●
 ただのエロ小説です。挿絵はありません。

●あらすじ●
 サムはとある小国の一番若い王子。
 友好関係を維持するために、大国の城に人質として暮らしている。
 そんなある夜。
 絶世の美女にして十八児の母である王妃ベベットが、
 劣情を煽る艶めかしい姿でやってきて、若い王子の寝込みを襲い、
 彼を大いに困惑させた。
 それが、国を背負う若い王子と、屈強な王とお盛んな熟女妃の、
 熱くて長い夜の始まりだった。

●分量●
 55K (テキスト形式)

●読むのにかかる時間●
 1時間前後



 ある春の夜のこと。
 青白い月が浮かぶ夜。
 大陸でも指折りの強国である、アルバレスト王国。
 その王城の片隅の部屋のベッドで仰向けで眠っていたサムは、前半身の隅々に広がる甘ったるい感覚で目を覚ました。
「……うぅん…………なんだ……え!?」
 寝起きで霞がかる視界が鮮明になったとき、眠気が一気に吹き飛んでいた。
 視界一杯に、絶世の美女の顔が広がっていたのだ。
「こんばんは、サムくん」
 眠っている間に羽布団を剥ぎ取ったらしい麗人は、正面から伸しかかっている男子に向かって、親しげな笑みを浮かべた。
「べ、ベベット王妃……どうして、ここに…………」
 サムは表情を強張らせて絶句した。
(なんだっていうんだ一体……)
 まるでわけがわからない。
 自分は人口も発展もそこそこで、どこにでもあるような小国の王族の生まれだ。
 一番若い王子だった。
 とはいえ、他人よりも優れている点はあまりないだろうといつも思っている。
 身体つきはよく見る中肉中背。洗練された貴族顔とはほど遠い木訥とした顔つきは、宮廷で女性に騒がれるタイプではない。
 さらにいえば運動が苦手だった。
 王族にとって大事な素養のひとつとされる剣技はからきし。
 練習だけはしているものの、他人から見れば棒振り剣術の域を出ないらしい。
 それが、物心ついたときから大国の城で暮らしているサムという王子だ。
 ただし。
 富も権力もある豊かな国の城で暮らしているといっても、貴賓として扱われているわけではない。
 端的に言えば人質だ。
 自国を守るために大国の傘下に入った小国が、忠誠の証として王族のひとりを住まわせる。よくある慣習に沿って、一番若い王子が差し出されているのだった。
 そして。
 人質暮らしをしている大国の王妃は、他でもない目の前の美女。
 成人したばかりの若い男の閨に押しかけて、伸しかかっている麗人なのだ。
「あ、あああ、あの……お、王妃さま……?」
 にっこり微笑むだけで喋らない美女に呼びかけるサム。
 声は自然に上擦っていた。
 心臓はバクバクと激しく鼓動している。
 剣術の鍛錬でへとへとになった後も動悸は激しいものだが、今のように、身体全体が揺すぶられるほど力強く早鐘を打つなど初めてのことだった。
(でも、胸の有り様は当たり前かもしれない……相手は並ぶ者がないほど高貴な女性で……その気になれば、おれの国なんか簡単に滅ぼせる国の最重要人物……)
 なにか一つでも下手なことをして機嫌を損ねたら、国や民を守るための人質暮らしは水泡に帰すだろう。
 緊張しないわけがない。
 だが。
 それ以上に。
(しかも、すごい美人だ。綺麗なだけじゃなく、整いすぎた顔にもグラマーすぎる身体にも、匂い立つ色香がある女性なんだ)
 すりよっている極上の女体に、男の本能が疼いていた。
 自分と同じ位の身長の王妃は、艶やかなネグリジェ姿で乳房を押しつけ、体重を預けてきている。
 もっとも、ネグリジェと言っても、快適に眠るために特化した機能的なものではない。
 有り体に言えば、ノースリーブワンピース系の、セクシーランジェリーだった。
 自分とのセックス欲をかきたてるいやらしい衣装だ。
 バルコニーへと続くガラス扉から差し込む月光は、若草色の夜着を纏う王妃の姿を昼間のように浮き上がらせている。
 近隣諸国からは武王と呼ばれる位、武芸に秀でた大国の王の妻は三十六歳。
 ほぼ年子の兄弟を十八人も儲けてはいるが、体型はまったく崩れていない。
 それどころか、若い娘にはない豊満な肉付きをしていた。
 ネグリジェの球形のカップからは、脇のラインからも大きくはみ出る乳房の半分以上が溢れている。
 輝くような雪色の肌が透けて見える夜着のスカートは、マイクロミニよりも丈が短く、太腿の付け根程度しかない。それだけに、男の手のひらでも覆いきれない桃尻の臀部は、純白のTバックに境目を分かたれながら、ナマの姿を披露していた。
(うわぁ……このお尻を思う存分揉めたら、どんなに爽快だろう……おれの胸板にぐいぐい押しつけられてるオッパイだって、舐めたり吸ったりしてみたい……十八人も子供を作るくらい王様とやりまくってるこの王妃さまのエロい声を聞いたり、悶える顔を見たりもしたいぞ……)
 若いサムは、音を立てて生唾を飲んだ。
(くぅっ……我慢……できるのか、おれは……! ハアッ……ハアッ……!)
 しかし、正気を総動員して、嵐のような欲望を抑える。
 夜中、色っぽい姿で男の部屋に押しかけるなど夜這いとしか思えない。
 この状況で襲いかかっても、合意の上でのセックス――和姦だろう。
 けれど、相手は大国の王妃。
 自分勝手に思い込んで不興を買えば、自分も国もおしまいなのだ。
「ウフフ……サムくんったら……こんな年増に触れられているだけだというのに、すごく興奮してくれていますのね……鼻息が荒くて、まるで牛馬のようですわ」
 鈴を転がすような声で上品に言う王妃。
 その口角は妖艶に釣り上がっている。
 青い瞳には女としての優越感が浮かんでいた。
 自分の男としての反応は、どうやら気に入られているらしい。
「触れられているなんて、生やさしいものじゃないですよ……ハア、ハア、国士無双の美人の柔らかくてグラマーな身体が全面的にもたれてきてるんです……男なら誰だってこんな風になりますって」
 搾り出す声で途切れ途切れに答えると、王妃は嬉しそうに目尻を垂らした。
「お上手ね、サムくん……今夜はそんなあなたにお願いがあって参りましたの」
「お願いですか? このぼくに? ハア……ハア」
 サムは驚くと同時に得心した。
 まさか、十八人分も種を仕込ませた夫がいるというのに、セックスをねだられるわけがない。
 つまり、夜這いではないのだ。
 なにか、余人には知られたくない用事があって、人目を忍んだのだろう。
 恐らくは、今の状況はちょっとしたサービスなのだ。
 王妃は美しさだけでなく民思いの優しい性格からも国民に慕われているが、決してそれだけの女性ではないことを、長い宮廷暮らしで理解している。
 さしずめ、男の弱みにつけ込んで、お願いとやらを承諾させやすくしたというところか。
 王妃は大国の王の妻。対して自分はしがない小国のパッとしない王子。
 そんなサービスをしなくても、上下関係に任せて命令すればよいだろうに。
 とはいえ、それをしないところも、王妃が皆に慕われるゆえんだろう。
(こんなサービスまでしてくれるなら、なんだってやるさ……悪い予感はするけど)
 同じ城で暮らしていても、自分と王妃はそれほど顔を合わせていない。
 月に何度か、城でなにかしらのパーティーが行われるとき位だろうか。
 親しいわけでもないのに内密に、しかもこんな性的なサービスをしてまで用事を言いつけられるのだから、簡単なこととは思えなかった。
 けれど、断ることはできない。
 自分は属国同然の国の者であり、王妃の艶姿を堪能するという前払いを受け取ってしまった王子なのだから。
「どんなことでもおっしゃってください……ハア……ハア……必ずご期待にお応えします」
 これまで以上の緊張で動悸がさらに激しくなったとき、王妃は言った。
「ありがとう、サムくん。あなたならそうおっしゃってくださると信じておりましたわ……お願いというのはですね……」
 口紅で艶めかしく照り光る唇から、信じられないことが飛び出てきた。
「わたくしと王様の実の娘……王女イシリーンの性交教師をしてくださいませんか?」
「性交教師……?」
「はい、性交教師です。平たく言えば、セックスの指南役ですわね」
「セックスの指南役!? ……しかもイシリーン王女って……あの剣姫様のですかっ」
「そう、あの剣姫様のですわ……統治者の親族としてはともかく、女としてのあの子の評判は存じておりますから、サムくんの反応は理解できます。でもね、あんな子でも、このほど結婚相手が決まりましたのよ?」
「だから、セックスの修練をさせる必要もできたと」
「ご名答ですわ」
 王妃はにっこり微笑んだ。
 笑い方は友好的だが、冗談や嘘を言っているようには見えない。
(本気なんだ……王妃様は)
 あまりのことに、サムの頭は真っ白になった。
 小国の王子が大国の姫にセックス指南をするなど、聞いたことがない。
 しかも、相手は【剣姫】と呼ばれるほど剣術が達者で、さらには気の強い王女なのだ。
 加えて、王女に結婚相手ができたという機密事項を知らされてしまった。
「あの……どうしておれ、なんですか……?」
 頭に浮かんだ疑問を口にすると、即座に返事が来た。
「あなたが適任だからですわ」
 王妃は悪戯っぽい目つきで断言する。
「お国の可愛らしい使者と城内でこっそりエッチしているのはわかっておりますのよ? 随分とやり手でいらっしゃるのね」
「うっ!?」
 心臓の鼓動が加速した。
 言われたことは、本当のことなのだ。
 国の使いとこっそり情事に耽ることは、軟禁暮らしを不憫に思う親兄弟の心遣いだった。
 とはいえ、知られて気分のいいものではないし、大国の王妃に抗弁できることでもない。
「それに、小国の王子であれば、問題が起きても簡単にもみ消せます。都合のいいように情報を操作して、あなたの国と関係を持っていることで得ている我が国の利益を増大させることもできるでしょう……どう転んでも、いいことだらけなのですわ」
 宝石のように美しい王妃の碧眼は据わっている。
(本気なんだ……王妃様は)
 サムは先ほどと同じ事を胸中で呟く。
 しかし、今度は背筋が冷たくなっている。
 まるで、氷柱を押しつけられているようだ。美人でグラマーな王妃に伸しかかられている快感は、すっかり吹き飛んでいた。
「どんなことでも期待に応えてくださるのですよね……それがお互いのためでしょうねぇ……ウフフフ♪」
 酷薄に目尻を垂らして含み笑いをする王妃。
「も、もちろんです……ベベット王妃様…………」
 断ることなどできやしない。
 成功報酬は現状維持。失敗すれば、人質暮らしで維持されてきた故郷の平和が瓦解する。
(ハイリスクなのにほぼノーリターンかっ……でも、やるしかない)
 最悪の天災に見舞われたと思いつつ、小国の王子は承諾の意思を伝える。
「必ずや、ご期待に応えてご覧に入れます……」
 自分の声ながら、これまで聞いたことがない位、恐怖に強張った声だった。
 心臓は不快な拍動を繰り返しており、嘔吐感もこみ上げている。
「ありがとう、サムくん。わたくし、とても嬉しいわ」
 王妃は花が咲いたように微笑む。
 これが他のときであれば、きっと見とれていただろう。
 しかし、今のサムにとっては、おぞましい魔女の不気味な笑顔にしか見えない。
「でも、ごめんなさい。あなたが娘の先生に相応しいか、実際に確かめさせてもらいたいの。ああいう子でも、わたくしの大切な娘でしょう? 見込み違いの男の子をあてがうなどということは、絶対に避けたいから」
「はぁ……」
 サムは思わず生返事をした。
 確かめると言われても、一体どうするのかまるで見当もつかない。
 なにかのテストでもするのかと思った矢先、王妃は思いも寄らないことをした。
「ごめんなさいね。よいしょっ、と」
 重たげな豊胸を引き上げながら立ち上がった王妃は、小国の王子の顔を跨ぐ。
「え?」
 予想外の展開に戸惑う間もなく、純白Tバックの桃尻が、顔面めがけて降りてきた。
「うわっぷっ! お、おうひひゃまっ」
 思わず声を上げるが、紐のクロッチがかかる会陰に口元を塞がれているせいで、情けない抗議にしかならなかった。
「サムくんが穿いている物をすべて脱がせるだけですわ。すぐに終わりますからね♪」
 若い男子の顔を椅子かなにかと思っているように、容赦なく体重を込めて座り込んでいる王妃は、何故か弾んだ声で言ってくる。
(脱がせるって……ちょっと、嘘だろっ)
 戸惑うサム。しかし、王妃は有言実行の人だった。繊細で山の清水のようにひんやりした指が、腰骨を撫でて潜り込んでくる。
(このままじゃ、おれのアレが露出させられてしまう……こんな、母親ほども歳の離れた王妃様にっ)
 羞恥で目の前が真っ白になる思いだった。
 今は物音一つしない深夜。
 光源はバルコニーに続くガラス戸や窓から注ぐ青白い月光しかないが、王妃のセクシーランジェリー姿もはっきり見えるほどなのだ。きっと、丸見えになってしまうだろう。
「ウフ……サムくんの……若い王子様のオチ×チ×は、どんなものなのでしょう♪」
 一方で、王妃は妙に機嫌好さそうだった。
 聞き惚れてしまう鼻歌まで歌っている様子からは、仕方なくとか、嫌々しているという雰囲気は少しもない。
 まるで、成人年齢になりたての男子のペニスを鑑賞できるのが嬉しくて仕方がないという風だった。
(いやいやいや! そんな男に都合のいいことなんてあるもんか……おれの思い違いだ……でも、このシチュエーションは燃えるっ)
 喜んで男子の下穿きを脱がせているかどうかはともかく、少なくとも悪感情は見えない。
 そんな様子で美人に脱がされるというのは、男心を刺激した。
 正面から伸しかかられていたときに勝るとも劣らない、牡としての欲望を覚えてしまう。
(しかも、顔を椅子にさせられてる――顔面騎乗の状態でだぞ……これはご褒美だよ)
 顔面騎乗など、普通に考えれば屈辱的な仕打ちである。
 女性の椅子になったなど、とても他人に言えることではない。
 しかし、相手が美人王妃で、嫌な顔一つせずにペニスを露出させようとしてくれている気さくな女性ならば話は違う。屈辱的ではあるが、マゾ的な悦びを感じてしまうのだ。
 伸しかかってくるお尻の上質さもどうだろう。
 雪のように白い肌はきめ細かく、顔の肌に吸い付いてくる。頬に密着する尻たぶの重みは心地よいし、顔面全体に王妃の体重がかるのは、手淫する位に気持ちいい。
 それに、脇のラインからもはみ出る乳房に負けないほど豊満なTバック桃尻を預けられていることが誇らしくさえ思える。世界広しと言えど、この美人王妃にこんなことをされているのは、自分だけではないだろうか。他に可能性があるとすれば夫の王様だけだが、武王の名にふさわしい精悍で屈強な男が、妻とは言え女を座らせるとは思えない。
(うわっ……ペニスが熱くなってきた……脱がされてるときなのに、これはヤバイぞ)
 王妃に身体を押しつけられて起こされてから生じた性的な興奮は、彼女の信じられない命令でいったんは冷めてしまった。
 けれど、顔面騎乗で下半身を露出させられるという魅惑的な状況で蘇り、先ほど以上に大きくなっている。
 もう、完全に勃起したのではないかと思った矢先に、王妃の明るい声が聞こえた。
「さぁ、おいでなさい、小国の若い王子のオチ×チ×くん♪」
 ズボンは下着ごとゆっくりズリ下げられていく。
 徐々に前傾姿勢となり、ネグリジェの胸元をぶどうのように垂らす王妃。
 王族の瞳が淫乱な色に輝いて、若い王子の股間に釘付けになっている。
 ブルンッ!
 下穿きがすっかりズラされた瞬間、劣情の塊となっていたペニスが飛び出した。
「きゃっ」
 王妃は小さく悲鳴を上げ、下穿きをズラす手を止めた。
 ややあって、王妃は深く息を吐き、呟いた。
「これが……サムくんのオチ×チ×くん……想像以上に逞しいですわ……まだまだ成人年齢に達したばかりの男の子だと思っていたのに、ココは一人前の牡という感じですのね」
 剣の柄のように太く長く、青くて幅の広い血管がいくつも走る幹。
 野生のキノコみたいに末広がりの亀頭。
 皮が剥けているものの、まだまだ先端も竿部も色合いが初々しい逸物。
 それに、熱すぎる好奇の視線を浴びせながら、感心するように言う。
 顔に座って脱がせたとき同じで、声音や態度からは嫌悪感が伝わってこなかった。
 息子ほども歳の離れた王子のペニスを、どうやら気に入ってくれたらしい。
(うわぁ……じっくり見られてる……美人王妃様がおれのチ×ポを好ましそうに見てるぞっ……なんだか興奮する!)
 強引で恐ろしい面があることを忘れたわけではないが、今は、丁寧に下穿きを脱がせてくれただけでなく、自分の男のシンボルに熱い視線を浴びせている美女に、どうしようもなく劣情を覚えてしまう。
 持ち主の感情を素直に表す若いペニスが二度三度激しく揺れると、王妃は満足そうな笑みを浮かべた。
「よいしょっ……オチ×チ×の外見は合格です。次は、性能を確かめさせてもらいますわ」
 顔面騎乗を解いてサムの横にねそべった王妃が、囁くように言った。
「外見は合格って……王女様の指南役に相応しいか確認するというのは、そういうことなんですか……」
 王妃の桃尻が顔からなくなったことに寂寥感を覚えながら、サムが訊ねる。
「そういうことなのです。指南役が頼りなければ、生徒も不安になるでしょう。それでは、いくら上手に教えても、身につくものも身につきませんわ」
「確かに……でも、ペニスの性能を確かめるというのは一体……」
 サムが脳裏に疑問符を浮かべたとき、吐息がかかるほど近くに顔を寄せていた王妃が妖艶に微笑んだ。
「感度、硬さ、お射精の量などですわ。それらを確かめるには、実際に性行為をするのが一番ですわよね♪」
 王妃は王子の腕を抱き、ぐいっと胸元を当ててきた。
「おわっ! 王妃様の巨乳……いや、爆乳がおれの腕にっ」
 思わず叫ぶサム。
 ネグリジェのカップ部分から乳輪の外側が半分以上はみ出ている豊胸の谷間に、二の腕が挟まれている。
 自分の袖と王妃の夜着。どちらも紙のように薄い生地だからか、ずっしりとした重みも、ほんのり温かい体温もよく伝わってくる。
 本当ならば触れることのできない美人で、子供を十八人も儲けた人妻。その、極上の乳房の間に二の腕を埋められているのは、背筋に妖しい寒気が走るほど気持ちよかった。
「ウフ♪ オッパイで腕を挟まれただけなのに、すごくビクンビクンして……ウブな勃起オチ×チ×ですのね♪」
「えっ……お、王妃様……そんな!?」
 腕を挟んでもらっているだけでも僥倖だというのに、さらに信じられないことが起きた。
 下穿きを脱がせてくれた王妃の繊細な手が、ペニスの竿を握ったのだ。
「あン♪ まるで火が点いたように熱いですわ。それに、鉄みたいに硬くて……ああっ、根元から勢いよく揺れて、気を緩めたらふりほどかれてしまいそう……本当に若いオチ×チ×を握っているという気がしますわ♪」
 王子のペニスをしっかり手にしながら舌なめずりする王妃。
 瞳に宿る淫乱な気配は、ますます濃くなっている。
「感度と耐久性、それにお射精の性能はどうかしら。確かめさせていただきますわね♪」
「王妃様……まさか…………おれのチ×ポを……!」
 ここまでくると、流石に展開は読めた。
 サムが羞恥と期待で胸を高鳴らせながら首を巡らせ、王妃と見つめ合ったとき、彼女はにっこり微笑んだ。
 しゅっ……しゅっ……しゅっ……しゅっ……。
 美人貴婦人は、ゆっくり手淫し始めた。
 夫とお盛んな人妻だけに、手慣れている。
 握ってもらったときも、扱いてもらっている今も、痛みなどぜんぜん感じない。
 ペニスに与えてもらっているのは、腰の奥まで熱くなる快感だけだった。
「勃起オチ×チ×気持ちいいですか、サムくん?」
 王妃はサドッ気を込めて言ってくる。
 肉棒は快楽でビクンビクン震えっぱなしなのだ。
 ウブな処女ではなく、十八人分も夫に種を仕込ませ、セックスに手慣れている人妻なのだから、気持ちいいかどうかなど、ペニスを握る本人が一番よくわかっているに決まっている。
「どうですか、サムくん。おっしゃってください。正直に教えてくださらないと、やめてしまいますよぉ、クスクスクス」
 王妃はいつになく淫蕩で嗜虐的な眼差しで迫ってくる。
 どうしても、屈服の言葉を吐かせたいらしい。
 焦らすように、手淫の手つきがのろくなった。肉棒の芯まで快楽圧迫していた手の力が弱まり、皮を軽く握る程度まで落ちている。
(うぅ……これは堪らないぞ…………でも、素直に言うのは癪だなぁ)
 相手は傅くべき王妃。
 けれど今は、指南役として相応しいかどうかの調査という建前があるものの、実質的には男と女の肉体関係を繰り広げている。
 簡単に平伏の言葉を口にするのは、女を跪かせたいという男の荒々しくて下劣な自尊心が躊躇わせた。
「ほらほら、どうなんですかぁ? わたくしの高貴でエッチなおててに、若い勃起オチ×チ×を思い切りシコシコして欲しくありませんのぉ? チュッ……チュププ」
 王妃は焦らす手淫を続けながらうなじにキスをし、吸い付いてくる。
「う、うおおぉっ……お、王妃様、それダメっ……ダメですってぇ……!」
 妖しく照り光る熟女の唇は、手淫に勝るとも劣らないほど気持ちがよかった。
 顎の下、首の側面、肩のくぼみ。熱い吐息を吹き付けられつつ、甘美に肌を吸われてキスの証を刻まれ、さらにはねっとりと舌を這わせられる。
 熱波じみた気塊にくすぐられるのも、肌をキツク吸われるのも、唾液でぬめるピンク色の舌が這いずるのも、どれも背筋が粟立つほどの快感だった。
 それだけに、もどかしい思いをさせられているペニスが疼きに疼く。
 手淫を手加減される切なさは、男子の意地を蹂躙し、サムを欲望の権化に変えていく。
「気持ちいいです、王妃様っ……王妃様の手淫……手コキは、国一番……いや、大陸一ですっ、おれはもっと、味わわせてもらいたいですッ……!」
「アハハハ! ……とうとう言ってしまいましたわね、サムくん。一国の王子様が、大国の王妃が相手とはいえ、情けなく快楽をおねだりするなんて。お国の民草やご家族に見せてあげたいですわ」
 王妃は勝ち誇ったように言う。
 とはいえ、なじるものの、屈服のおねだりには満足してくれたらしい。
 機嫌好さそうに鼻を鳴らしながら、本格的に手淫し始めた。
「うっぐ.……これは……とんでもないぞ……ハア、ハア……!」
 セックスとは無縁そうな清楚な美人は、やはり男を悦ばせるツボを熟知している。
 まるで自分で手淫するときのような絶妙な力加減で握りつつ、竿の根元からカリ首の下までの範囲を荒々しく扱いてくる。
 もっとも、してくれているのは自分の男の手のひらではない。繊細で吸い付いてくる美女の手のひらなのだ。手淫している間に火照って汗ばんだ手は、自慰をするときとは比べものにならない快楽を与えてくれており、何度も腰が跳ねてしまう。
「あらあら♪ 少し本気を出して差し上げただけで、先走りのお汁が出てきましたわねぇ」
 扱くペニスをときどき横目で見ながら王妃が言う。
 残像ができるほどの早さで竿が擦られている一方で、キノコみたいな亀頭はずっと露出している。興奮で赤みの増したその先端からは、勢いのない噴水のように透明の汁が溢れている。
 汁は亀頭の山肌を降り、カリ首を伝い、王妃の高貴な手で扱かれる竿へと伝っていく。
 ニチャニチャニチャニチャニチャニチャ。
 王妃の手のひらの内側に染みこんだせいで、卑猥な音が響き出した。
「くぅっ……ハア……ハア……気持ちいいっ……チ×ポ、すごくいいっ……!」
 一往復されるごとに目が眩む快楽に、王子は思わず喘ぎ声を上げてしまう。
 清水が流れる音にも似た水音が、尊い美熟女に手淫されている実感を強め、さらに肉棒を硬くさせる。硬くなるほど手淫される快感は増し、腰の内側の火照りが加速する。
「ああっ……で、出るぅ……王妃様ァ……このまま、出させてくださいぃっ……!」
 本格的に手淫して欲しいとおねだりするときはあんなに渋ったのが嘘のように、自発的にねだってしまう。
(プライドなんてどうでもいい……最高に気持ちよく射精させてもらえるなら、それでいいんだ……!)
 屈服を表明する位で至福の射精ができるのなら、安いものだと本気で思う。
 逆らうことなど考えられない。
 中途半端でやめられたら、頭がどうにかなってしまうだろう。
 心の中で思うことは、美人王妃に射精に導いてもらうことだけだった。
「ウフフ♪ 若い男の子が年増のわたくしに、トロンとした目でおねだりしてくださるなんて……しかも、強要しないうちから……そんなに、わたくしの手淫は快感ですの?」
 本格的な手淫と引き替えに王子のプライドを食い散らかしたとき以上に、王妃は勝ち誇った声で言ってくる。
「気持ちいいですっ! 王妃様の手コキは大陸一……いや、世界一ですっ……これで射精させてもらえるなら、なんだってしますッ」
 尾を振る犬になった心地で、何度も首を縦に振る王子。
 もしも誰かが見たら、とても一国の王族とは信じないだろうという位、無様にコクコク頷く。
「アハハハ♪ なんだって、だなんて嬉しいことをおっしゃいますのね……では、お国の領土をひとつ、いただけます? 王族の秘密でもよろしくてよ?」
「えっ!? そ、それは……ハア、ハア」
 王妃の淫猥な手管にすっかり呑み込まれていたと思っていたが、まだ王子としての自覚は残っていたらしい。
 あまりといえばあまりの提案に、抵抗心がむくむくともたげる。
「それだけは赦して下さいっ……一時の快楽で国を……家族を売るなんて……ハア、ハア」
「あらあら、無茶苦茶な要求をする王妃にオチ×チ×を握られてぇ、グチョ濡れになる位先走り汁も垂らしてェ、女の子のように可愛くて無様に喘いでいた牡豚王子ちゃんが、ご立派なことをおっしゃいますのね……生意気ですわよ?」
 嗜虐的な目つきをしながら、ルージュの唇を舐める王妃。
 次の瞬間、手淫が止まった。
 親指の根元と人差し指の根元でカリ首のすぐ下の竿の上部を強く挟んで、いやでも疼くようにしながら指を蠢かす。
「うあああッ! お、王妃様それはッ……それはダメですぅッ!」
 繊細な親指と人差し指の腹が、張り出したカリ首を弾くように撫でてくる。人差し指と薬指の側面は、挟み込んだ亀頭の山肌を繰り返し滑る。一番長い薬指も遊んではない。先走り汁を溢れさせる頂点――鈴口を擦り上げ、あるいは内部の浅瀬をほじってくる。
「あぐぅぅっ……ハアッ、ハアッ~~~ッ、ああ、がああっ、お、おうひざまぁッ!」
 王子は逆手でシーツを握りしめつつ、激しく身体をくねらせる。
 美熟女の指先は既に先走り汁でグチョ濡れになっていただけに、ヌルヌルという指愛撫は絶妙な快楽刺激になっている。
 燃え上がったようにペニスが熱い。
 鼻先で何度も火花が散る。
 自慰でここまで快楽を覚えたことなど一度もない。
 しかし、度を過ぎた快楽は苦痛なのだ。
 もう、とどめを刺して欲しかった。
思い切り精液を吐き出させてもらいたくて堪らない。
「悶えてる悶えてる……ウフフ、若い子を狂わせるのは爽快ですわァ。女としてとても誇らしい……さぁ、もっとわたくしを気持ちよくさせてくださいまし。おっしゃるのですわ。国だろうが家族だろうがなんでも売り渡しますから、一時の快楽をお恵みくださいベベット様と♪」
 王妃は焦らし責めを叩きつけながら口角をつりあげる。
 サムの射精情動は完璧にコントロールされていた。
 淫乱に責めても、決して射精はさせない。
 巧みな亀頭責めで牡の発作が起こりそうになっても、責め方をのろくしてはぐらかす。そうして落ち着いたあとには、また憎らしいほど巧みに射精欲望を煽るのだ。
 一方で、逆三角の牡肉塊を責める指を遅くしても、親指と人差し指の根元で竿を挟む力だけは絶対に緩めない。常に疼かせることで潤滑油を搾り出し、いつでも男泣かせの亀頭責めができるようにしている。
 しかも、王妃は二の腕を挟む乳房を身体にぐいぐい押しつけていた。
 さらには、外側の足を大胆に広げ、脂の乗った生白い太腿をふくらはぎに絡みつかせる。
 焦らす手淫をするだけでなく、身体全体で女体の感触を味わわせ、密着感を楽しませるという男殺しの技まで使い、射精欲望を煽ってくるのだ。
「ハア~ッ……ハァ~ッ、お、おうひさまァ……しゃせい、させてくださいぃぃっ」
 皆に慕われる美貌の王妃とは思えない、娼婦顔負けのテクニックに、耐えられるわけがない。
 抵抗心などは、王妃の絶技によって木っ端微塵に打ち砕かれていた。
 支配されている肉棒は、射精したくて堪らないと言わんばかりに暴れている。
 頭の中は、射精したいという単語で埋め尽くされていた。
 それをさせてくれるのなら、どんなことだってしてみせると、心の底から思う。
「りょうどでも、王族のひみつでもなんでもさしあげますからぁ、おれを射精させてくださいッ」
「ウフフ♪ ようやく堕ちてくださいましたわねェ……では、領土をいただきましょうか。もっとも、浅ましい牡豚王子くんには、土地を譲り渡す権利などないことは承知しておりますわ。直接譲渡していただく代わりに、わたくしの国が取得できるよう、全身全霊で協力していただきますよ?」
「はいっ、協力させてもらいますっ、精液出させてもらえるのなら、悦んでさせていただきますぅッ」
「クスクスクス……情けない牡豚王子くん♪ 一時の快楽と引き替えに、大事な領土を差し出すだなんて。本当に無様ですこと」
 若い王子を性技で完全に屈服させたことに心底満足しているらしい。
 王妃は淫蕩に微笑みながら、本気の手淫をし始めた。
手首が力強く上下する。先ほどまでは竿だけを刺激されていたが、今度は亀頭も擦られている。ドーム状に束ねた指で亀頭表面を擦り抜くと、そのまま中指と薬指の間から亀頭を突出させ、竿扱きに移るのだ。
「わかってらっしゃるのかしら? あなたは今、男としてのプライドと、王族としての使命をわたくしに売り渡してしまったのですよぉ?」
 ヌププッ……ヌプッ……ヌププッ……ヌプププ……。
 厚くて柔らかくて吸い付いてきて、おまけに絶妙にぬめる手のひらで、肉棒の根元から亀頭の頂上までを扱かれていると、まるで性器同士を結合させるセックスをしている風だった。
「はあああっ……はいぃ……おれはぁ、いっときのかいらくのためにぃ、おとこのプライドも、おうぞくの使命も売り渡した牡豚王子ですっ……ハア~~~ッ、ハァ~~~ッ!」
 快楽の度合いは勝るとも劣らない。
これが得られるのならば、自分の何を捧げても惜しくはないと本気で思う。
 ペニスだけでなく全身が蕩け、頭の中がゆだる感覚に襲われながら、若い王子は魔性の王妃の責めに身を委ねた。
「ウフフフ、可愛い上に素直な牡豚王子くんですこと♪ ……さぁ、ビュウビュウいたしましょうね~。堪え性のない売国奴オチ×チ×で、若い精液をたぁくさんお出しになって……噴水みたいに射精する姿をお見せになって、わたくしをもっと悦ばせるのですわ!」
 ペニスを扱く王妃の手が、男がする以上に早く荒々しくなった。
 そうして数回擦りあげられたとき、王子は吐精する。
 焦らし抜かれてグラグラに煮立った精液の塊が、尿道を押し広げながら駆け上がり、先走り汁で照り光る王妃の細指の間から噴く。
「おッ……おッ、おッ、おッ、おおお゛お゛お゛ッッッ~~~~~~!!!」
 ドビュゥゥゥゥゥゥゥ~~~~~! ドビュビュビュビュ! ビュ~~~~!
 若い王子は、濁った雄叫びを上げながら精液を噴出させる。
 母親ほども歳の離れた王妃に搾り取られた精液は、鼻が曲がりそうな位に臭く、マグマみたいに熱くて粘い。間欠泉のように飛び出したその塊は、木の天井にへばりつき、ほどなくベッドに降り注ぐ。
「あぁン♪ 牡豚王子精液がわたくしの身体にかかりますわ♪ 強国アルバレストの王妃に、小国王族の下賤なお種汁を浴びせるだなんて、礼儀知らずにもほどがございますわよ♪」
 ずっと年下の王子を責めている間に、自分も昂ぶっていたらしい。
 王妃は全身をほんのり紅潮させ、細かい汗の粒を浮かせている。
 セリフの内容こそ詰るものではあるが、口調はどこか嬉しそうだった。獣のように叫びながら射精した王子だけでなく、王妃もまた、焦らし責めの結末に満足している風に見える。
「はああっ、みっともなくて礼儀知らずな牡豚王子くんのくせに、一人前の若い精液をお持ちなのね……臭くて熱くてドロドロで、こんなに黄色くて……膣内射精なさったら、どんなご婦人でも孕ませてしまうのではなくて? ちゅっ……ごくっ♪」
 王妃は瞳を潤ませながら、王子の頬に飛散した精液の雫をキスで舐め取った。
 頬をもごつかせ、口蓋も使って、舌全体に伸ばしたあとに時間をかけて味わい、おもむろに嚥下し、にんまりと微笑む。
「あぁ、本当に生臭いですわぁ♪ それに舌が麻痺しそうな位に苦くていらっしゃる♪ たっぷり唾液が混ざったはずなのに、落ちていくとき喉にしつこく絡みついて……きっと、食道も胃の中も、臭すぎる精液の匂いが充満しておりますわね♪」
 王妃は若い王子の顔やうなじに降った精液だけでなく、自分の腕や肩についた精液も残らず舐め取り、先走り汁と精液で一番グチョ濡れになっている手を、砂糖菓子を食べ終えた子供のように浅ましくしゃぶりつくした。
「ごちそうさま、牡豚王子くん♪ 領土はありがたく頂戴いたしますね……それと、娘のセックス指南役の件ですが……」
「ああ、そうか……すっかり忘れてた……先生として相応しいか確認するために、手コキされてたんだっけ……はあ……はあ……」
 普段にもまして妙に若々しく見える王妃の言葉に、サムがひとりごちる。
(シてもらってるときは領土をあげてもいいと思えたけど……しらふに戻るととんでもないことをしたって罪悪感が伸しかかってくるな……けど、セックスの先生に抜擢されたら、その見返りでチャラにできるかな)
 相手は統治者としてやり手の王妃だが、基本的に慈愛に満ちた女性なのだ。
 領土をもらうというのは、きっと性行為を盛り上げるための方便だろう。
 不満を覚えている様子はないのだから、セックスの教師にさせてくれるはず。
 そのときに申し出れば、必ず笑って認めてくれるに違いない。
 王子が思っていると、王妃は上機嫌な顔でとんでもないことを言った。
「不合格ですわ」
「え?」
「ふ・ご・う・か・く、です。オチ×チ×の性能はなかなかでも、快楽と引き替えに大事なものを売り渡しちゃうような浅ましい男の子に、大切な娘を任せられるはずはありませんでしょう? わたくしの身になってお考えになって」
「そんな……!?」
 サムは心底驚いた。
 自分の期待は、見事に木っ端微塵だ。
(これは……マズイなんてもんじゃないぞ……領土をあげるなんて、そんなことしたくない……苦労しつつも家族の皆が精一杯運営して、民が平和に暮らすのがおれの国なんだ……それを売るなんて絶対にしたくない……射精したいあまり……イキたいあまりに売国奴になったなんて、王族としてだけでなく人間としても最低じゃないかっ!)
 人生で最高の射精をした満足感は、次々噴いてくる冷や汗に押し流されていた。
 心では後悔と罪悪感が渦を巻き、耐えがたい苦痛を味わわせる。
(なんとかしなくちゃ……なんとか……ん? まてよ)
 必至に打開策を考えだして、すぐに閃く。
(解決策なんて、王妃様がとっくに見せてるじゃないか)
 考えつくと、心に活力が湧いてきた。
 とはいえ、妙案が上手くいくとは限らない。
 けれど、このまま諦めたら大事なものを失うだけでなく、名誉挽回の機会も逃してしまうのだ。挑戦しない手はないではないか。
(ダメで元々だ……それに、おれの案は素晴らしいじゃないか。これって、人生に一度あるかないかの役得だぞ)
 前向きに考えるほど、心と身体に力が漲ってくる。
「ククク……よぅし、やってやるぞ……!」
「どうしたのです、サムくん……怖い含み笑いをして……なにやら凄絶な気配が全身から立ち上っていますし」
 胸に王子の二の腕を挟んで抱きついたままだった王妃が、冷や汗をかく。
「いえ、こちらのことです……ところで王妃様。失礼ながら、おれが不合格と判断するのは、性急ではありませんか?」
 真面目に言うと、王妃は探るような目つきになった。
「ほほう……わたくしの結論に従うつもりはないということですか」
 気さくな淫乱熟女という言葉が似合う人妻が、王妃の目つきになる。
「よろしいですわ。わたくしはこの国の王妃。大国の妃らしく、寛容に接して差し上げます。ですが、肝に銘じなさい。何度もお付き合いして差し上げるほど、優しくはありません。チャンスはもう一度だけです」
 先ほどまでの淫乱ぶりが嘘のような荘厳な口調で断言した。
「感謝いたします、王妃ベベット様」
 まるで王宮の謁見の間で接している心地にさせられて、王子は恭しく謝意を告げる。
(やっぱり高貴な人なんだな、この女性は。汗と体臭と体液で溢れたベッドの上でも、気持ちが引き締まっちゃったよ……でも、いろんな意味でダメな王子が普通の王族みたいに振る舞うのはこれまでだ)
 王子はおもむろに立ち上がる。
 散々、牡の本性を暴いてくれた女体から離れるのには、強烈な寂寥感を覚えたが、意思力を総動員してねじふせる。
(我慢だおれ……これから逆転しなくちゃいけないだろ……それに、これからすることは、もっといいことじゃないか)
 自分に言い聞かせて、王妃の足下に立つ。
「なにをなさるおつもり?」
「ペニスの善し悪しは、やはり女壺で判断するべきでしょう」
 しゃがみこみ、仰向けでこちらを見上げていた王妃の左右の太腿を大きく開かせる。
「あらあら……小国の王子が許しも請わずにわたくしに触れ、あまつさえあられもない体勢にさせるなど、度を過ぎて大胆ですのね」
 咎めるように言ってくるが、抵抗はしない。
 若い王子に太腿を掴まれ、付け根から大きく開かれたままでいる。
「これからなにを……いいえ、それ以前に先に進めますの? このアルバレスト王国の王妃を相手に」
 強国の王族が持つ圧倒的な権力を嫌でも意識させるようなことを、強く言ってくる。
「もちろん、先に進みます。王妃様におかれましては、先ほど申された寛容の精神を、どうかお忘れなきよう」
 普通の男ならば尻込みするかもしれないが、若い王子は違う。
(おれはこれから王妃様を抱く! 若い王子の威力を思い切り味わわせてやるんだッ!)
 言質を持ち出して慇懃に釘を刺しつつ、心の中で吼える。
(散々泣かされたカリを返して、失ったものを回復させる……覚悟しろよ、大国の王妃様)
 王子はおもむろに前傾姿勢になった。
 ソフトタッチで愛撫する心地で手のひらを滑らせ、手淫される際に脱がされたときと同じような具合で、Tバックショーツのサイドにある紐の結び目に指を挟み込む。
「えっ……ちょっと……本気ですの? 本気でわたくしを……」
きっと、権威にひれ伏すと思っていたのだろう。
 先に進まれるとは思っていなかったのだ。
 王妃の戸惑いの声はまともに上擦っている。
「本気ですよ、ベベット王妃。おれはこれから、アルバレスト王国の妃を抱きます。あなた様の安産オマ×コに、欲望の塊の若い勃起チ×ポをぶちこんで、具合を味わっていただきます」
「あ、安産オマ×コに……勃起チ×ポ……なんて卑猥なことをおっしゃるの……?」
 あなたこそ、王妃が口にすべきでない卑語を、綺麗な声で連発させたではないですか。
 などと心の片隅で思いつつ、丁寧にちょうちょ結びされた純白の紐をそっと解く。
「ああっ……だめですわ……ご覧にならないでっ」
 抜き差しならない状況で、忍耐の限界を超えてしまったのだろう。
 女の部分を見せまいと、王妃は太腿を閉じようとする。
「いけませんよ、王妃様」
 王子は素早く手を動かして、ほとんど閉じかけていたところに割り込ませた。
 最初に開いたときのように、脂の乗った熟女の太腿に手のひらを置き、男の力で徐々に開かせる。
 王妃はなりふりかまわず閉じようと太腿に力を込めていたが、子供ならともかく、成人年齢に達した男に膂力で敵うわけがない。意思に反して大股開きを強制されてしまう。
「そんな……夫でもない殿方にこんなはしたない姿を……」
 ほぼ百八十度開かされたときに、ようやく観念したらしい。
 国で最も高貴な婦人は、ほっそりした手のひらで自分の顔を覆う。
(さっきはあんなに……言ってみれば淫乱サド痴女という感じだったのに……責めるのは得意でも、責められると脆いのかもしれない)
 あまりにしおらしい姿を見て、王子が胸中でひとりごちる。
 なにしろ、諸国がひれ伏す強国の王妃なのだ。
 抵抗される経験などないのだろう。
 それだけに、反撃に脆くなっているのだ。
 夫は精力が強くて武芸に秀でた国士無双の男。閨で妻を相手にするときは、きっと責めっ放しに違いない。王妃はその意味でも、受け身になりやすくなっている可能性がある。
(なら、ガンガン責めるのみだ)
 王子はおもむろに口を開く。
「ふふ、王様だけの王妃様のオマ×コ……じっくり拝見しますよ」
 ほどけた紐に両手の親指をひっかけ、純白三角形の前布を手前にはじき飛ばす。
「ああッ……いけません、目を背けてくださいっ……ここはあの人だけが目にしていい場所なのですよ……!」
 拘束から逃れようと腰をくねらせ、太腿をバタつかせる王妃。
 その健気な抵抗を男の腕力でしっかり押さえつけながら、サムは視姦した。
 外から注ぐ月光のお陰で、秘部は非常に鮮明に見える。
 王の趣味なのだろう。ヘアは一本も見当たらず、だからこそ裸の女唇をじっくり確認できた。
「これはすごい……唇以上に腫れぼったくて、山といいたくなる土手ではありませんか……王様との子作りセックスを通して、ここまでいやらしく育ったのですよね。あなた様ほど美人でグラマーな女性がこんなモリマンだとわかったら、誰でも即座に勃起して、ぶちこみたくて仕方なくなるでしょう」
 王妃の性器は、充実したセックスライフを窺わせる完熟品だった。
 しかも驚くべきことに、十分に熟れているというのに、色素の沈着はほとんど見られない。月光でなくランプや太陽の光の下で実像を見たらまた違うのかもしれないが、まるで処女の乙女のように清楚な色合いをしている。
「うぅ……わたくしのココは……あの人だけのものなのに……ああ、今度はなにをっ」
 細く開けた指の隙間から様子を見ていた王妃が、小さい悲鳴を上げる。
「こうして太腿の付け根に親指を置いて、外側に引っ張るとどうなると思います? 答えはこうっ」
 羞恥と屈辱の眼差しを向けられるのに爽快感を覚えながら、王子は有言実行する。
「はうぅぅっ……ひんやりした外気がわたくしの大切な部分に押し寄せて……あああっ……そんな……本当にダメです……ご覧にならないでっ……!」
 秘裂を大きく割られ、奥の内性器を露出させられた王妃は、いやいやと首を振る。
「これはすごい……内部の粘膜もピンク色だ。ぜんぜん年齢を感じさせない……見ているだけでぶちこみたい気持ちが強くなるこの色気は、屈強な夫と熱い夜を過ごし続けている熟女ならではか」
 形といい色彩といい、内性器の表面は桃みたいだった。
 丸出し状態で左右に少し開いた膣口からは、照り光る汁が控えめに溢れてきている。
「これは……もっと開いたら……奥まで丸見えになるまでご開帳させてもらったら、さらに興奮してしまいそうですね」
「え? まさか……これ以上は…………ああ、およしなさいっ……!」
 人妻であり王妃なのだから当然だろうが、実行されるのが余程嫌なのだろう。
 余裕などぜんぜんない金切り声で制止してくるが、王子にはやめるつもりはない。
 完全に無視して、太腿の付け根の薄皮をさらに引っ張る。
「っうぅぅッ……ああっ、わたくしの中に……奥の奥にまで……冷ための外気が入ってきますわ……これではきっと……完全に見られてしまっております……ッ」
「その通り。奥の奥まで鑑賞させてもらってますよ」
 含み笑い混じりに王子が答える。
 なけなしの抵抗心が砕けたのだろう。「ああっ」という絶望の呻きを発し、王妃はベッドに沈み込む。
「中もすごい……ツブツブがびっしりじゃないですか。指にかかる抵抗感からすると、締まり具合も悪くなさそうだし……試すのが非常に楽しみだ……フフ、前戯は必要ないようですから、すぐにヤらせてもらいますよ。王妃様はおれのチ×ポが本当に不合格チ×ポなのか、身をもって吟味してくださいね」
 セクシーなネグリジェ姿で無防備に横たわる王妃を見ながら、舌なめずりをする。
 前戯の必要がないというのは本当だった。
 なにせ、ひとつひとつがブラシのように高いツブツブは、水飴を浴びたかのようにグチョ濡れだからだ。
 きっと、若い王子を責め立てているときに興奮していたのだろう。
 奥まで見られるのを嫌がったのには、別の理由もあったのだ。
 触れられてもいないのに濡れていたのを、散々馬鹿にした王子に知られたくなかったに違いない。
 だからこそ、秘密を知られた王妃はここまで無防備になってしまっている。
「入れますよ、王妃様」
 広げていた膣口に雄々しく脈動する熱い亀頭を浅く挿入しつつ、傲然と宣言する。
 その後、王妃の脇腹の横に両手をつく。
 あとは、腰を押し出せばいい。
 それだけで、小国の王子の分身は、大国の王妃の高貴な中心に侵入していく。
「ああ……熱い……それに硬い……わたくしが手淫をしたオチ×チ×が……今度はわたくしの中に入ろうとしていますわ……はあ……はあ」
 王妃は拒むように身体を強張らせている。
 もう、両手で顔は覆っていない。
 口紅の唇から緊張の呼気を吐き出しながら、眉根を寄せて股間を見ている。
「一度射精したのに……ぜんぜん萎えていないだなんて……それどころか、最初のときよりも猛っている位だわ……信じられない…………はあ……はあ」
「人質とはいえ、一応は貴賓扱いですからね。暇をもてあましているんですよ。ご存じのように、国の女が来たときにはセックスしてますが、ひとりでいるときにはよくオナニーをするんです。最高に気持ちいい手コキをしてもらいましたけれど、ほぼ毎日性行為に耽っているおれにとっては、一発目なんて準備運動でしかありません。今夜も体調がいいですから、五、六発は連射できるでしょう」
「ご、五、六回も……!?」
 王妃が目を剥く。王子の精力に心底驚いているようだった。
「もちろん、硬さも太さも……長さだって射精するほど度合いが増します。ご自分のオマ×コで、お確かめください……」
「お、お待ちになって……せめてオチ×チ×を綺麗にしてからしてください……先ほど出した精液が付着しているではないですか……それではわたくしは……」
 膂力で敵わないことは、ご開帳のときに思い知ったのだろう。
 付着するザーメンで全身を照り光らせるペニスを見ながら、つい先ほど、牡豚王子などとなじった口で哀願してくる。
 諦めた風な王妃ではあるが、精液つきのペニスに貫かれるのだけは避けたいらしい。
「昼行灯みたいな子供ができても、アルバレストの王子としてちゃんと育ててくださいね」
 汚らしい手管を使ったというのに、遠慮なく領土をもらうと言った女なのだ。
 容赦するなど馬鹿らしい。
 セックスの酸いも甘いもかみわけた絶世の美熟女の女壺であり、夫の王しかしらない秘密の花園の味を是非とも楽しみたいという欲望もある。
 こんなチャンスは、きっと二度とない。不意にするなど考えられない。
「いけませんわ……ダメよ……ダメなのっ……!」
挿入をやめるつもりはないと悟ったらしい王妃は、お尻をベッドに押しつけて、逃れようとするかのように上へ這い始める。
「オマ×コいただきます、王妃様……!」
 膣口と密着していた亀頭の先が数ミリ離れたとき、王子は腰を押し出した。
 じゅぶぶぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~!
 体重と欲望を込めて、手加減抜きで侵入していく。
 亀頭の山肌とカリ首、それに肉竿で自分の形に広げ、グチョ濡れのツブツブを擦り、さらには奥の方へとめくり返しながら、コリコリした子宮口まで貫く。
 女壺に溜まっていた発情の汁は淫猥な水音と共に溢れだし、陰唇と肉棒の付け根を汚していく。むせかえる位に濃厚な牝汁の匂いが充満し、汗の匂いと溶けあっていた。
「ああアアア~~~~~~~! はあっ……はあっ……い、いけないと言ったのにぃ……」
 正上位で貫かれた王妃は、セクシーなネグリジェ姿を小刻みに震えさせる。
 目をギュッと閉じ、睫を小刻みに揺らす一方、ベッドのシーツをキツク握りしめていた。
「ああ……はああ……熱くて硬い……はあ、はあ……本当に……手で扱いたときよりも、逞しくなっているだなんて……」
 挿入したまま動かないでいると、辛そうだった王妃の息づかいが変わっていった。
 挿入された際、悲しげな涙を一滴垂らした目尻はとろんと下がり、呼吸に艶めかしい響きが孕んでいる。
「おれの不合格チ×ポの味はどうです? オマ×コで確かめると、また違うのではないですか? ……うぅっ」
 王子は皮肉を言うが、実のところ、それほど余裕はなかった。
(こいつはすごい……外見からして名器だとわかっていたけれど、実際に体感してみるとそのすさまじさに圧倒される……ハア、ハア)
 初めは追い出すような締め付けだったが、時間をおいて肉同士が馴染むに従い、感触が変わっている。
 肉厚の女壺にペニスの表面全部を圧迫されるのも、グチョ濡れのツブツブに絡みつかれて熱い温もりと柔らかい肉感を擦りつけられるのも、背筋がゾクゾクするほど気持ちがいい。
 そのうえ、肉が馴染むほど締め付けは強まり、妖しく蠢く。まるで小鳥のくちばし大の無数の舌で奥に向かって一斉に舐められているような感触も、口で吸われているように亀頭の先を引っ張られる実感も、これまで覚えたことのない快楽だった。
(一度射精していたからよかったものの……最初から挿入していたら、きっと入れた瞬間に出してしまっていたぞ……これが、十八人の子供を産むほど王と仲睦まじくセックスしてきた王妃のオマ×コ……名器中の名器じゃないか!)
 ひとつになれたことに感謝の念を覚えながら、おもむろに腰を振り始める。
「あン……いけません、これ以上は……ああ……はあ、はあ……ここはこの国の王だけが触れてよい場所なのです……小国の王子などが不敬が過ぎます……ああンッ」
 腰を引いて一時でもペニス全体で媚肉を楽しめなくなるのはもったいない。
 そう思って、深々と差し込んだまま奥を小刻みに突いていると、王妃が抗議してきた。
「まだ間に合います……すぐにオチ×チ×を引き抜いて、わたくしにお詫びなさい……あの人には黙っていて差し上げますから……あぁンッ……!」
 普段の凜とした声に甘ったるい響きを孕ませながら、喘ぎ声混じりに言ってくる。
「ふぅ……ふぅ……そんなことを言っても、オマ×コは正直ですよ……奥のコリコリを何度も突くおれのチ×ポを気持ちよく締め付けて、奥に引っ張ってくれる……フフ、十八人も子供を儲けるほどセックスしてるだけに、奥――ポルチオは開発済みのようですね。夫でもない牡豚王子の不合格チ×ポでも、たっぷり感じるだなんて、とんだ淫乱オマ×コだ」
「お、お黙りなさいっ……ハア、ハア……小国の王子風情が……あああンンッ」
 ペニスを突き立てられている現実と、思わず女の悦びを感じてしまったことに、王妃であることや人妻であることの矜持が刺激されたのかもしれない。
 膂力の差を思い知って観念していた先ほどとは違い、挑戦的な目で見てくる。
 腰も動いていた。
 最深部まで肉の杭を打たれていることにもめげず、右へ左へくねっている。
 それは決して、息をあわせて快楽を貪るとか、主導権を握って性交を継続させるとかいう類いのものではない。
 見下す王子に女の快楽を味わわされるのが悔しいという気配を含んだ、反骨の逃避行動だ。
「フンっ」
 王子には、そのこしゃくな抵抗を許すつもりなど毛頭ない。
 力と体重をゆっくり上乗せしていって、限界まで深く挿入し、子宮口を向こう側に押し込む。
「あっ、あああ……ぁはああああっッ~~~~~! ハア、ハア……こんなのって……!」
 夫の王に開発してもらった性感帯を若い男に圧迫される王妃が、背筋を仰け反らせる。
 赤らんだ全身からは熱い汗が噴き出して、肌とネグリジェが張り付いていく。
「夫婦のセックスを楽しんでいることは見ていればわかります。王はすごいのでしょう。けど、おれだって童貞の素人じゃないんです。まだまだこれからですよ」
「これからですって……い、いけませんッ……これ以上わたくしに恥をかかせないで……あの人以外の殿方に、淫らな姿をさらすわけには参りませんわ……ハア……ハア」
 改めて抵抗し、やはり敵わないと悟ったのだろう。
 王妃の抵抗の動きはなくなっていた。声や全身の雰囲気からは反抗の雰囲気が一気にしぼんでいる。
 きっと、国の誰も見たことのない命乞いの顔で、哀願してくるのだ。
「たっぷりよがってくださいね」
 王子は無視し、嘲笑するように告げる。
 理由は挿入のときと同じだが、この素晴らしい名器を存分に味わいたい。夫以外は見たことも聞いたこともないであろう、女の本性丸出しに泣きわめく姿を堪能してみたいという気持ちは何倍にも膨れあがっている。
 自重しようなどとは、少しも思わなかった。
 ぐりんっ……ぐりっ……グリッッッ……!
 欲望の塊と化し、思う存分王妃を貪れる悦びで一回り大きく重くなったペニスを子宮口に向かって押しつけながら、何度も何度も尻で渦を描く。
 右回り、左回り。
 同じ方向を続けたら逆方向。一周毎に逆回転。
 子宮口をピンポイントに、ねじを締めるように、繰り返し抉る。
「おおぉ……オ、おほおぉぉッッッ! んおおおお゛お゛お゛!」
 たおやかな王妃の口から、ケダモノじみた嬌声が迸る。
 相当効いているらしい。
 見開いた目からは法悦の涙が溢れ、艶やかな朱唇からは舌がはみでて突っ張っている。
 先ほどまでシーツを握っていた手は、脇腹の横で柱のようにそびえる王子の腕にすがり、ベッドに沈んでいた生足は抱きつくように男の腰を挟み込んだ。
「ハアッ、ハアッ、らめぇっ……もうやめてください……わたくしを無様な姿にしないで……これではあの人に顔向けが……」
 一端中断すると、鼻水まで垂らしだした王妃が嘆願した。
「両手と両足を纏わり付かせているくせに、よくおっしゃいますね」
 どうやら、まだ自分の浅ましさがわからないらしい。
 思い知らせるつもりで、責めを再開する。
「んほぉぉぉっっ! ま、またおくが……おお゛お゛オオオぉぉ~~~! ハア、ハア、快楽があたまを突き抜ける……お、オごぉぉぉッッッ~~~! こんな声、あの人にも聞かせたことなんて、ハアッ、ハアッ、ありませんのに……!」
 王子に両手両足ですがりながら、背中を反らしてよがる王妃。
「アハハ、王妃様とは思えない声に顔ですね。夫でもない若い男に抱きついてよがるなんて、あなた様を慕う騎士や民が見たらどう思うでしょうね」
「いや……おっしゃらないで……ハア、ハア……もう、許してください…………」
「いいですよ。刺激がちょっと強すぎたかもしれない。王妃様のオマ×コ……王妃マ×コの反応がいまいちですからね。締め付けも吸い付きも、さっきまでの方がいい。普通っぽくシた方がいいのかな」
 王子は抉るのをやめ、直線的なピストン運動に切り替えた。
 美熟女の女体は、快楽に伴う汗でびしょ濡れになっている。
 すっかり身体ができあがっているのだから、手加減する必要はない。
 だから、男の力を思い知らせるパワフルな突き込みをする。
「あっ、あっ、っああ、はああ……あうぅン……こ、これ、いい……さっきよりも、快感を楽しめて…………ああ! わたくしはなにを口走っているの……!」
 うっとりと睫を落として肉棒を受け止めていた王妃が、いやいやと首を振る。
 熱い汗で湿った王妃の額やうなじに前髪が張り付く中、王子が告げる。
「とうとう本音が漏れましたね」
「い、今のは違いますわ……ああっ、ダメぇ……そんな風に奥を突かれたら……アアッ!」
 取り繕おうとする王妃だが、子宮口を二三度ドスドス突かれるとはしたなく喘いだ。
「奥はダメですっ、はあ、ああ……あッ、あン……奥ばかりダメぇっ……!」
 振り子のように左右に身体をくねらせる王妃。
 胸元では、仰向けでも垂れない豊胸が根元から弾み、カップに押し込められたまま勃起しきった乳首が宙空に線を描いている。
「へぇ、ダメなんですか……嫌ならやめてあげてもいいですよ?」
 そう言った王子は、子宮口と亀頭の鈴口を密着させた状態で静止する。
「え……? はあ……はあ……」
 すると王妃は、もどかしそうに腰を揺らし、意外そうな目つきになる。
「ククク……どうしたのですか、やめて差し上げたのですよ。それなのになんです。いやらしく腰を揺らし、さらには物欲しそうに見てくるなど」
 含み笑いしながら指摘すると、王妃は一瞬で顔を真っ赤にした。
 ただでさえ、これまでの性交で上気していた美貌を熟したトマトみたいにしながら、自分への恨み言を口にする。
「わたくしったらなにを……はあ……はあ……今が好機なのよ。なんとかして逃げ出さないと……このままでは…………ああ、でも……本当にこれで終わりでいいの? やめにするよりも最後までしていただいた方が……」
 悩ましげに眉根を寄せて、うわごとのように呟く。
「続けて欲しいなら、おねだりしてくださいね。おれにそうさせたように。ただし、おれが続けたくなるような言葉を自分でお考えになってください」
 ペニスで女を追い詰めている男の傲慢さを込めて言うと、したたかな王妃は正気ずいたらしい。
 瞳に強い光を宿して、挑戦的に言ってくる。
「馬鹿になさらないで……わたくしはこの国の王妃……慈悲など乞いませんわ……はあ……はあ……」
 どうやら、反骨心が蘇ってきているらしい。
 未練がましそうに眉尻を垂らしつつも、真っ白い歯を食いしばり、ベッドから這い出ようともがきだした。
「芯がお強いことで……なら、これでどうです?」
 王子は目を光らせた。
 状態を垂直に起こすと、王妃の脇腹の横に着いていた手でネグリジェの豊胸をふたつとも鷲づかみにする。
「あああアア~~~~! ハア、ハア、いやっ……こんな状態で胸まで責められては……王妃の誇りを保てませんわ……!」
 王妃は切迫した雰囲気を滲ませながら、右へ左へ滅茶苦茶に身をよじる。
 しかし、性交の快楽で脱力していた身体では、いかにも弱々しい。
 若い王子が強めに乳房を揉むと、それで健気な抵抗は終わった。王妃は可愛らしく喘ぎ、ベッドに沈み込む。
「そんな……ハア、ハア……ただ胸をひと揉みされただけだというのに……胸だけでなく身体中が蕩けてしまって……抵抗できませんわ……ぁ」
「咥え込むチ×ポを食い締める位、身体が昂ぶってますからね。オッパイも敏感になっているご様子で……でも、少し揉んだだけでこの反応とは、少し淫乱すぎませんか?」
 嬲るように言いながら、本当ならば王だけが楽しめる高貴な乳房を弄ぶ。
 ネグリジェに皺を着けながら、手のひらを閉じたり開いたりする。
 王妃の乳房は年齢を感じさせない逸品だ。
 若い乙女のようにハリが強く、指を内部に食い込ませるほど跳ね返してくる。手指に力を入れて揉んだあと、ふっと力を抜くだけで、即座に元のスイカ形に戻るのだ。
「揉み甲斐のあるオッパイだ……王妃マ×コだけでなく、王妃オッパイも至高ですね」
 強く握っては力を抜いて弾かれるのを繰り返しながら、右回り、左回りに根元から捏ね回す。指先で下乳を弾くと面白いほどよく震えた。上から下、下から上へとバターを塗り込む風に手のひらを強めに滑らせたときには、弾力を思い切り楽しめる。
 グググ……ググググッ……。
 女壺を一番奥まで貫いたまま待機しているペニスが膨張していた。
 高品質の乳房をあの手この手で楽しんでいるだけで、射精しそうな位に気持ちいい。肉棒は燃えるように熱くなり、射精情動が大きくなっていく。
(オマ×コと言いオッパイといい、本当にすごい身体だよ……王様のものをこっそり横取りしてる感もあるし、これは最高のセックスだぞ……でも、そろそろ限界だ……終わりを始めた方がいいな)
 王子が胸中でひとりごちる中、王妃が嬌声を張り上げる。 
「ああっ……はああ……ああンッ……胸が熱いですわ……ああ、乳首が切ないですのぉ」
 身体をくねらせながら喘いでいる。
 先ほどの逃れるような仕草ではなかった。
 嫌悪感など少しも滲み出ていない。
 気持ちよすぎて自然に身体が動いているのだ。
 きっともう、焦らし責めに屈服した先ほどの自分のように、オーガズムを迎えることしか頭にないのだろう。
「乳首もちゃんと可愛がってあげましょう。この大きくて感度がよくていやらしいオッパイにも寂しい思いはさせません。もちろん、オマ×コもね……ぜんぶを一斉に責め立てたら、さぞ気持ちいいでしょうねぇ」
 思わせぶりに言うと、王妃はゴクリと唾を呑んだ。
「ああ……乳首も……オッパイも……オマ×コも一斉に……ハア、ハア」
「して欲しいなら、おねだりしてください。先ほどのおれの言葉は覚えてますね? 男をその気にさせるセリフを自分で考えるんです。下品でみっともなくて、浅ましさが丸出しの名台詞を期待していますよ……」
「ああっ……下品で……みっともなくて……浅ましさが丸出しの名台詞だなんて……わたくしは王妃なのですよ? 十八人の子供もおります……なにより、大切な夫が……それなのに……」
「お嫌なら、もうおしまいにしましょう。いただいたチャンスは一度きりでしたからね。おれにしても、長々とお付き合いするつもりはありません」
 王子は胸を揉みしだいていた両手をゆっくり離していく。
 実のところ、本当にやめるつもりはさらさらない。
 王妃の淫らな心を煽るための方便なのだ。
 一センチ、二センチ。じりじりと遠ざけていくと、案の定、王妃はほどなく食いついた。
「ああッ! およしになって……おねだりいたしますから、お帰りにならないでくださいましぃっ」
 胸元から十センチほど離れた場所にいた王子の両手を細腕で掴む。
 女とは思えない力で引き寄せて、自分の乳房に触れさせた。
「はあ……はあ……あなた、ごめんなさい……子供たちも許して…………わたくしは、サムくんにお情けをいただきますの……」
 目を閉じてそう言うと、ゆっくり瞼を上げ、媚を孕んだ潤み目で若い王子を見詰めた。
「わたくしのいやらしい爆乳オッパイを可愛がってくださいませ……ハア、ハア……はしたなく勃起した乳首にも快楽をください……ハアッ、ハアッ……王様専用の王妃オマ×コは、今は王子チ×ポくんのものですわ……いっぱい射精して、オマ×コイキさせてくださいましぃ……!」
 王妃は言葉でおねだりするだけではなかった。
 ペニスを咥え込んだ状態でM字開脚の体勢になると、情欲を煽るように股間で円を描き、あるいは腰を前後動させ、動かない肉棒と女壺の媚肉を擦りあわせる。
「アハハハ! アルバレスト王国の王妃とは思えない痴女ぶりじゃないですかっ。しかも、中出しまでねだるなんて……それも、自発的にッ……いいでしょう。納得しましたよ」
 冷静に考えれば策略だとわかる幼稚な罠にかかった王妃の姿は、すこぶる爽快だった。
 王子は完璧に手玉に取っている実感に打ち震えながら、恥知らずな屈服宣言をした大国の王妃を本気で責め始める。
 体重と膂力を込めて子宮口を突き回し、同時に乳房を揉みしだく。
 捏ね回し、掴んだ状態で芯まで揺すぶって、針の先ほどの編み目のネグリジェと一緒に乳首を摘まみ、扁平に潰し、親指の腹で擦り合わせ、土台の胸肉ごと引っ張る。
「アヒィィッ! あッ、あッ、いいわァ~ッ、おねだりしてよかったァ、サムくんがお上手だから、わたくしとっても蕩けてますのォ!」
 身体を波打たせ、髪を振り乱してよがる王妃。
 普段からは想像できない乱れぶりと、責め立てる乳房や女壺の感触で、若い王子の興奮がますます高まる。
「まだ大きくなりますの? それにすごく硬ぁいっ、ハアッ、ハアッ、熱くて逞しい若い王子チ×ポ素敵ですわァ!」
「合格チ×ポと言って欲しいですね。ペニスの性能だけでなく、王女のセックスの先生としても合格という意味を込めてですよ」
「ああンッ、合格チ×ポですのォ、合格チ×ポ素敵ですわぁッ!」
 本当に快楽のことしか頭にないらしい。
 自分の判断を覆す卑語すらも、王妃は悦んで叫ぶ。
 下品な言葉を口走るほど、興奮を覚えているらしい。
 熱い膣はますます締め付け、奥に吸い寄せ、自分を屈服させたペニスの種汁を搾り取ろうと蠢いている。
「おれの国の領土奪取に協力する件は、なかったことにしてもらいますよ。承諾してもらえないなら、ここでおしまいです。淫乱王妃様は我慢できないでしょうが、自業自得ですからね。他の男の痕跡のある身体を、愛する王様にでも慰めてもらってください」
「は、はいっ、あ、あッ、あ~ッ、な、なかったことにいたしますっ、しますから、イクまでしてくださいぃ……ハア、ハア、こんな身体、いくらなんでもあの人には見せられませんわァ」
 王妃は何度もコクコク頷く。
 その顔は、牡豚王子となじっていたのが信じられないくらい、蕩けきっている。
 もしもそのまま外に出たら、目にしたすべての男にすぐさま押し倒されるだろう。それほど男の劣情をかきたてる色香と、被虐の雰囲気に満ちた顔だった。
「王妃マ×コ、すごくビクビクしてますよ……ハア、ハア……イクんですね? イクときは王妃マ×コイクと言ってくださいね。王子チ×ポでイカされるとも、明言するんですよ。でないと、絶対に許しませんから」
 ペニスどころか全身が痺れて感覚がなくなっていく中、王子が傲然と命じる。
 責め立てる男子の呼気は、気息奄々の王妃に迫るほど切迫していた。
 もう、数分もしないうちに射精してしまうだろう。
「アア~~~ッ、王妃マ×コイクッ、王妃マ×コイきますっ……王子チ×ポにイカされますぅッ」
 自分で言わせたものとはいえ、王妃の言い方には実感が満ちている。
 大国の王妃は、小国の王子のペニスに屈した事実すら自分の快楽に換えているらしい。
 膣はますます卑猥にうねり、自分が絶頂した瞬間に、若い肉棒から精液を搾り出そうと躍起になっていた。
「あッ、イクッ、王妃マ×コ、イクっ、王子チ×ポにイカされるぅ、あああああアアア~~~~~イクイクイクイク~~~~ッッッッ!!!」
 ひときわ強く子宮口を突いてやった瞬間、王妃は弾かれたように仰け反った。
 汗みずくの後頭部をベッドにめり込ませながら、ギュッと目を閉じ、エビぞりのまま全身を震えさせる。
「しもべのように従順な王妃に、ご褒美を差し上げます……小国王子の下賤な特濃ザーメン……高貴な王妃マ×コでぜんぶ呑んでくださいね……!」
 吸い付いてくる子宮口に、亀頭のいただきを思い切りめり込ませて、思う存分射精する。
 ドグググググ! ドビュゥゥゥ~~~~! ビュルウウゥウウゥウウウ~~~~!
「アア~~~~~~! 熱いのが、わたくしの中で出てますわァ~~~! あの人だけの大事な場所に、小国の王子のザーメンがドクドクって……アア~~~!」
「くっ、くっ……粘りも臭さも覚えてますね? 王様のしか知らない部分に、刻みつけます……王様のチ×ポ専用の王妃マ×コは今、おれの精液臭くなってるんですよ!」
 これまで以上に激しく抜き差しして精液を吐き出しながら、王子が告げる。
 禁断の場所に自分の痕跡を残すのは、気絶しそうな位に気持ちいい。
「ああっ……すごいですわァ……こんなに逞しいのなら、大合格チ×ポですのぉ……もっと注いでくださいましぃ……わたくしの淫乱王妃オマ×コは、若い王子様チ×ポ専用のザーメン吐き出し口ですわぁ」
 情念の籠もった膣内射精を続ける王子の身体に力一杯、両手両足を絡ませている。
 高貴な人妻のマーキングおねだり行動は、本来ならば触れることすらできない女性を心底耽溺させている実感を強め、この上ない満足感を覚えさせる。
「ククク……まさかそこまで卑猥なセリフを言うなんて、想像以上にいやらしい王妃様だったんですね……いいですよ。まだまだ夜は長いですから。朝までおれの身体を味わわせて差し上げます」
 小国の王子は、空が群青色に染まるまで、様々な体位で王妃を抱いた。
 最初は妊娠を恐れて挿入すら拒んだというのに、今では膣内射精をねだるようになった麗人に、若いエキスを何度も何度も吐き出し続けるのであった。



●あとがき●
 読んでくださり、ありがとうございました。
 お疲れ様でした。

 これは先月書いた習作です。
 続きがありそうな内容ですがありません。
 悪しからずご了承ください。

コメント

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お返事です

>塵 様
 お久しぶりです。読んで下さりありがとうございました。

 本作はあとがきに書いたとおり習作でして。
 細かい設定は考えてないですごめんなさい(><)
 兄弟については、そのほとんどがよその国の要人と政略結婚してるイメージです。
 王妃様の国はオーソドックスにそうやって発展と安保を図ってる感じです。

 この王妃様の場合、王様とたくさん子供を儲けるまでの話より、
 いい歳をして身分違いで絶倫テクニシャンの若い子に狂う話の方が
 正伝らしいかなぁと思います。単にわたしの好みなのですけど(^^;)

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